「 ローションの危険性 」についてお話させていただきます。
ラブローションが、セックスで使えない理由 – ローションの危険性 –
まずは大前提のお話をさせてください。
性交渉(セックス)の際に、感度を高めたり、痛みを抑えスベリを良くするために「ローション」を使う人がいますよね。ちなみにローションは多くの風俗店でも使用されているようです。
ですが、そもそもペペローションに代表される「ローション」は、ボディ用のマッサージジェルであり、陰部に侵入することは想定外の商品なんです。
陰部への侵入が懸念されている最大の理由は、ローションのネバネバの元になっているポリアクリル酸ナトリウムという成分にあります。ポリアクリル酸ナトリウムは、オムツや生理用品に使われている水分吸収剤。水と混ぜることで化学反応をしてゲル化(ジェル化)して、プルプル・ネバネバ・ツルツルの状態に変化しています。
水分吸収剤(ポリアクリル酸ナトリウム)が膣内に侵入して、そのまま放置していると…、膣内からは潤いが奪われ、乾燥・炎症や婦人病を招く恐れがあるんです。
女性の健康を守るために、ペペローションに代表されるローションを、セックスでは使用しないでください
と、何度かお伝えしてきました。
ですが私の中で、ポリアクリル酸ナトリウムは男性の陰部には安全であるか? という疑問が沸き起こり、早速調査してみることに…
経皮吸収による危険性があります
さて、あなたは経皮吸収という言葉をご存知でしょうか?
これは、肌から成分が吸収される現象のこと。お風呂に長時間浸かっていると指や肌がふやけていくのは、肌からお風呂のお湯が経皮吸収された状態です。
この経皮吸収は、皮膚の厚さと比例して高くなり、パーツごとに異なっています。
具体的に言うと、腕の内側の皮膚を【1】とした場合、手のひらは【0.83倍】背中は【1.7倍】、顔(頬)は【13倍】も経皮吸収されていくそうです。
そして驚くのは、陰嚢(玉)の経皮吸収が【42倍】ということ!
[出典]皮膚を知り、セルフケアが分かるヒフシルワカル(シオノギヘルスケア)のホームページから引用(下部にリンクあり)
陰嚢が【42倍】ですから、より皮膚が薄い陰茎(ペニス)や肛門などの粘膜部分はおそらく【100倍】をゆうに超えると予測されます。
まとめ
つまり…、
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では結論です…
- 女性の性器
- 男性の性器
- アナルセックス
- 器具を使ったオナニー
いずれかの場面でローションを使っている人は、即刻使用を中断してください。でないと、乾燥による皮膚炎や、腎臓などの臓器に負担をかけることになるでしょう!
※参考文献 ポリアクリル酸ナトリウムが使われている、靴下止め糊「ソックタッチ」による皮膚炎 https://ci.nii.ac.jp/naid/10026633680 県立岐阜病院皮膚科
だからこそ、「エッチをする際にローションを使う」という悪しき風習を捨ててください。そして、エッチの際は、ポリアクリル酸ナトリウムが配合されていないもの…、たとえば婦人科・エステサロンなどで使われている「潤滑ゼリー・潤滑剤」を使うようにしてください!!
潤滑ゼリーに配合されたプルプル・ネバネバ・ツルツルの元になっている成分は「グリセリン」や「ヒアルロン酸」です。これらは人体への悪影響の可能性が低いとされています。
セックスには潤滑ゼリーを!
これをこれからのスタンダードにしてください。
潤滑ゼリーは、医薬品メーカー、化粧品メーカー、アダルト業界などの各社から販売されています。多くはネット販売を行っていますし、一部はドラッグストアでも購入できるようですので、ぜひ利用するようにしてください♪
▼参考記事